十数年前の記憶。
車だけで特に行き先を決めずに数か月旅をした。
車中泊の旅。
食材は訪ねた先のスーパーや道の駅で買う。
勿論栄養が偏らないように、窓を開け車内で調理。
旅先で、しかも車内での鍋料理は格別だった。
海沿いを車で走り、何も考えずに自然界に包まれる。
早朝には、お湯を沸かしコーヒーを淹れる。
大海原を見つめながらの至福のひと時。
夕陽が見え始める頃、夜ご飯のメニューを気まぐれで決める。
何故かその旅の期間は快眠であった。
毎日夕陽に感動した、行き先を決めない旅の思い出。